サドジョーンズ・メルルイス ジャズオーケストラ

1975来日パンフレット & +4


引越しのついでに聞かなくなったレコードの整理をしていたらサドジョーンズ・メルルイス ジャズオーケストラの懐かしい来日公演のパンフレットが出てきました。

    私が最初に経験した外国のBig Band だったと思います。

    パンフレットを眺めていると思い出と共にその時代背景も楽しめるのでほとんど全てのページをアップしました。

    当時のサド&メルのアルバム発売は特定のレコード会社に決まっておらず殆ど同時に各社からリリースされて面食らった覚えがあります。

パンフレットの広告欄を見ると当時の混乱ぶりが伺えます。

    

    野外ステージでのワンカットがあるのですがこれは日比谷野外小音楽堂だと思います。

    ステージの奥の方にジョージムラーツ氏が見えるので1974年の来日時の風景のようです。

    尚、1974年の来日メンバーはLIVE IN TOKYOのアルバムのメンバーです。

    小音楽堂の場合、基本的に無料コンサートですね。

    このメンバーの演奏をタダで聞けたなんて羨ましい。

THAD JONES & MEL LEWIS Data

特別付録 サドジョーンズ・メルルイス ジャズオーケストラ来日記録

ほんの僅かですが参考資料としてご覧下さい。

CHECK 1

1968年 来日メンバーリスト

Jerry Dodgion,sax,flute; Eddie Xiques,sax,clarinet;

Seldon Powell,sax; Eddie Daniels,sax; Pepper Adams,sax;

Bobby Brookmeyer,trombone; Jimmy Knepper,trombone;

Garnett Brown,trombone; Cliff Heather,trombone;

Roland Hanna、piano;Inaba Kunimitu、Bass;Mel Lewis,drums;

演奏曲目記録1968.07.20.

赤坂 都市センターホール FIRST VIST TO JAPAN

Lover Man (5:46)

Bacha Feelin (10:09)

Roland Hanna Piano Choise(solo) (3:52)

Don't Git Sassy (14:10)

Back Bone (14:21)

Don't Ever Leave Me (5:52)

St.Louis Blues (14:47)

サド ジョーンズの弟エルヴィンの奥様(ケイコ)が思い付きで招聘してしまった来日。

最終的にはメンバー全員ノーギャラで帰国する羽目になった。

無理もない、サドジョーンズ・メルルイス ジャズオーケストラが産声を上げてほんの数年でのジャズが不毛な極東ツアー、

サド&メルの名前は当時の日本ではまだあまりにも知られていなかった。

僅かに決まっていたスケジュールはライブハウス(新宿ピットイン)一本が決まっていた程度での強行来日だった。

7月20日の緊急コンサートは本来、原信夫とシャープス&フラッツの通常のコンサートに急遽サドジョーンズ&メルルイス オーケストラが割り込む形で演奏が実現したものである。

原氏がサド&メルとの共演を快く引き受けたと後日談にある。実はこのコンサートが無ければサド&メルは

日本に来てついに一度もコンサートホールでの演奏を経験できないまま帰国する羽目になったのである。

尚、当時来日していたBassの正メンバーであるリチャードデイビスは唐突に決まったコンサートにスケジュールの都合がつかず先に帰国してしまう。

急遽譜面初見でトラを努めたのがInaba Kunimitsu氏である。

それにしても、曲目最後のSt.Louis Bluesに於ける木管アンサンブルには鳥肌が立つ。凄い!

正規に残されているアレンジ(1st THE ORCESTRA)とは異なるバージョンがこの日は演奏されている。

また、変人ブルックマイヤーのロングソロも聴き応え十分である。

あと一言、

※残されている録音を聞く限り 1968年のライブ録音としては驚異的な録音クオリティである。

実際どのようにして録音していたのだろう…謎である。

余談のついでとして・・・

メルルイスが亡くなる年の来日でも会場に集まった観客がバンドメンバーの人数以下というライブを経験させてしまっている。

酔って演奏お構いなしに騒ぐ客に向かって曲の合い間にメルが:「もう少しで演奏が終わるからちょっとだけ待っていてくれ・・・」

絶句だ!

日本は最後までサド&メルに辛く厳しかったらしい。

あの光景ばかりは思い出すだけでも胸が痛い。

CHECK 2

1974年 来日メンバーリスト

Jerry Dodgion,sax,flute; Eddie Xiques,sax,clarinet;

Ron Bridgewater,sax,clarinet; Billy Harper,sax,flute;

Pepper Adams,sax;

Thad Jones,flugel;

Cecil Bridgewater,trumpet; Jim Bossy,trumpet;

Jon Faddis,trumpet; Steve Furtado,trumpet;

Quentin Jackson,trombone; Jimmy Knepper,trombone;

Billy Campbell,trombone; Cliff Heather,trombone;

Roland Hanna,piano; George Mraz,bass; Mel Lewis,drums;

Dee Dee Bridgewater,vocal; Manuel De Sica,vocal;

演奏曲目1974.3.

CD 『Live In Tokyo』 未収録曲

Don't Ever Leave Me(5:19)

A-That's Freedom (10:46)

Little Pixie (15:26)別テイク

Bye Bye Blackbird (Dee Dee) Ruth Brown Song Key

Get Out My Life (Dee Dee) Joe Willams Song Key

唄物2曲で(8:05)

Fingers (11:29)

※ デビュー寸前、当時まだ確か10代だったディディの見事な歌唱に舌を巻きます。サド ジョーンズの書いた有り物の譜面でさらりと歌いこなしてしまうディディは数年後花開きます。

ところでManuel De Sicaは何をしに来たのか不明でした。見た限り出演していた記憶はないのだがメンバーリストにはなぜか残っている。

            

CHECK 3

1975年 来日メンバーリスト

Jerry Dodgion,sax,flute; Edward Xiques,sax,flute;

Gregory Herbert,sax,flute,clarinet;

Frank Foster,sax,flute,clarinet; Pepper Adams,sax;

Thad Jones,flugel; Waymon Reed,trumpet; Al Porcino,trumpet;

Cecil Bridgewater,trumpet; Cenclair Acey,trumpet;

Earl Mclntyre,trombone; John Mosca,trombone;

Janis Robinson,trombone; Billy Campbell,trombone;

Walter Noris,piano; George Mraz,bass; Mel Lewis,drums;

東京FM出演時 生演奏曲目

”デンオンライブコンサート”1975.10.26 On Air

ONCE AROUND 6:21

THANK YOU 6:14

MEAN WHAT YOU SAY 6:28

A CHILD IS BORN 6:19

BIRDS OF BEAUTY(Vo) 3:59

FINGERS 14:03

この時の来日ではサドジョーンズ・メルルイス ジャズオーケストラはかなり余裕のスケジュールと充実した内容のお仕事をされて帰国されたようです。

数枚のアルバム制作とメディアへの露出、たっぷりとしたコンサートツアーを敢行しています。

余談ですがツアー中、サドメルお二人共に初の温泉旅館を楽しんだそうです。

また、往年のサックス隊のメンバーがまだ殆ど残っているので味わいとスリルがあります。

やはりラストはFingers!いつ聴いても拍手喝采です。

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