Thad Jones・Mel Lewis & The Jazz Orchestra
DISC LINEUP Vol.7

BODY AND SOUL
ボディアンドソウル
Featuring
Recorded Data
1978.10.2.
Recorded Place
Berlin
First Sale
1993
Distribution
WEST WIND WW2407
LP/CD/LD/VHS/DVD
2CD
                                        
LP "The Orchestra"
WEST WIND 2044
LP"Body & Soul"
WEST WIND 2048

A1 The Second Race 9:30
A2 Willow Weep For Me 8:45
A3 ABC Blues 20:05
A4 Sixty First And Richard 11:25
         

B1 Body & Soul 7:10
B2 Don't Get Sassy 10:25
B3 A Child Is Born 9:45
B4 Fingers 14:10
B5 The Intimacy Of The Blues 16:25
                               

Trumpet
Tromborn
Woodwind
Rhythm Section
                                         
Thad Jones
John Mosca
Dick Oatts
Mel Lewis
Larry Moses
Lilly Bienenfeld
Rich Perry
Jasper Lundgaard
Simo Salminen
Lee Robertson
Steve Coleman
Jim mc'neely
Ron Tooley
Doug Purviance
Charles Davis
Irvin Stokes
Robert Rockwell

「ONE MORE TIME」とほぼ同時期に録音されたアルバム。演奏者のクレジットも全く同じである
ところが東側と西側の違いなのであろうか、明らかに録音のクオリティが良い。

まずは最終的に2枚組みのアルバムとして再発されるまでの経緯から述べてみたい。
当初アナログ盤として1日のライブを2枚のLP(別々のタイトル)で発売されていた物である。
その後CD化された時にはBODY & SOUL disc1/disc2として別々に発売された為に以後ディスコグラフィーの編集にあたり大変混乱させられこととなる。つまり最初に"The Orchetra"として発売されたLPはBODY & SOULのdisc1である。
近年再々CD化される際にようやく2枚組みにされて発売された

このアルバムの魅力については私のサド&メルページにも少し書いたが演奏内容、録音状態共に非常に素晴らしい。あたかも消える寸前のろうそくの炎の如くまばゆい輝きを放っている。この頃としては珍しくサド&メル初期のナンバーをかなり多く演奏しているのが興味深い。
サド&メル発足当時のメンバーはもう既に皆無ではあるが、聞き慣れたメロディの歌い方に違いが有りかえって新たな息吹すら感じる演奏である。
サド ジョーンズも敢えて若いメンバー達に任せる試みを長いヨーロッパツアーで大胆に試してみたのかもしれない。
悪い意味ではなく基本的にはどの曲のアプローチも非常にあっさりとした仕上がりになっている。
録音の良さによって整然とした中に過去のアルバムには聞こえては来なかったニュアンスがしっかり伝わってくる。
漫然と聞いていると物足りなさを感じてしまいがちではあるが、ある意味でこのアプローチは円熟しきったサド ジョーンズ自らの音楽に対して必要且つ重要な事だろうと納得させられる。
所謂サド&メル入門向きのホットなアルバムではないと思うがむしろ今もサド&メルを演奏されている学バンのコンマスやドラマーが譜面を見ながら聞くには最適のアルバムであろう。

ライブでありながらもこのようなクールな演奏を成し得ているのは実に見事と言わざる得ない。濃縮された味わいではさすがに初期のSOLID STATE盤に比べると今ひとつ物足りないのは否めないが、15年近く歩み続けたバンドの成長と変化そして成熟を伺い知ることが出来る点でこのアルバムは大変貴重である。
改めてバンドは生き物であると納得させられてしまう。


Thad Jones & Mel Lewis Orchestra DISC LINEUP


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